高校授業・定期テスト対策– category –
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『和泉式部日記』夢よりもはかなき世の中を・薫る香に③現代語訳・テスト対策
まだ端におはしましに、 (帥の宮は)まだ縁先にいらっしゃる時に、この童が、物陰から合図をする様子をするのを見つけなさって、「どうだったか。」とお尋ねになると、 御文をさし出でたれば、御覧じて、 同じ枝に鳴きつつをりし時鳥声は変はらぬも... -
『和泉式部日記』夢よりもはかなき世の中を・薫る香に②現代語訳・テスト対策
その宮は、いとあてにけけしうおはします()は。昔のやうには、えしもあらじ。」など言へば、 その帥の宮様は、たいそう気品があってよそよそしくいらっしゃるそうですね。昔(亡き為尊親王)のように(気楽にお仕えすることは)できないでしょう。」などと... -
『和泉式部日記』夢よりもはかなき世の中を・薫る香に①現代語訳・テスト対策
夢よりもはかなき世の中を、嘆きわびつつ明かし暮らすほどに、四月十余日にもなりぬれば、木の下暗がりもてゆく。 夢よりもはかなかった(亡き為尊親王との)男女の仲を、嘆き悲しみながら日々を過ごすうちに、陰暦四月十日余りにもなったので、木の下はだ... -
『送元二使安西』王維 現代語訳・書き下し文
渭城朝雨浥軽塵 客舎青青柳色新 渭城の朝雨軽塵を浥)青青柳色新たなり 渭城に降る朝の雨は、軽い塵やほこりをしっとりとぬらし 旅館のあたりでは、柳が青々として新鮮である ・客舎…旅館 ・雨によって砂や塵が洗い落とされて、柳の青々として新鮮に見え... -
『静夜思』李白 現代語訳・書き下し文
牀前看月光 疑是地上霜 牀前月光を看る 疑ふらくは是れ地上の霜かと 寝台の前にさしこむ月の光をみると まるで地上に降りた霜のようだ(霜のように真っ白だ) 牀前…ベッド、寝台の前 疑是~…まるで~のようだ ※明るい月の光がさしこんで... -
先従隗始(先ず隗より始めよ)②現代語訳・書き下し文・テスト対策
前半:先従隗始(先ず隗より始めよ)① 隗曰、「古之君有以千金使涓人求千里馬者。買死馬骨五百金而返。 隗曰はく、「古の君に千金を以つて涓人をして千里の馬を求めしむる者 有り。死馬の骨を五百金に買ひて返る。 隗が言うことには、「昔のある君主で、... -
先従隗始(先ず隗より始めよ)①現代語訳・書き下し文・テスト対策
燕という国で、噲に譲ったことがきっかけで内乱が起きた。内乱につけこんで、隣国の斉が燕を攻撃し、噲と子之は殺された。 燕人立太子平為君。是為昭王。 燕人()れを昭王と為す。 燕の人々は太子の平を立てて君主とした。これを昭王といった。 ・平(昭王... -
『大鏡』花山天皇の出家③現代語訳・テスト対策
花山寺におはしまし()てのちにぞ、 (花山天皇が)花山寺にご到着なさって、御髪をお剃りになった後に ・御髪下ろす…髪を剃って出家なさる。 粟田殿は、「まかり出で()ければ、 粟田殿は「退出いたしまして、父の大臣(兼家)にも、出家する前の変わらない... -
『大鏡』花山天皇の出家②現代語訳・テスト対策
さやけき影をまばゆく思し召し()ほどに、 (帝は)明るい月の光を、まぶしくお思いになっているうちに、 ・さやけし…明るい。はっきりしている。 月の顔にむら雲のかかりて、少し暗がりゆきければ、「わが出家は成就するなり()て、 月にむら雲がかかって、... -
『大鏡』花山天皇の出家①現代語訳・テスト対策
花山天皇がこっそりと宮中を抜け出し、花山寺で出家してしまう場面。 粟田殿(藤原道兼)は藤原兼家の三男。花山天皇が退位すると、次は兼家の娘の詮子の産んだ一条天皇となる。兼家は花山天皇を退位させ、一条天皇の摂政・関白となって権力を握ろうとして...