古文は予備校や塾の授業を受けるよりも、独学した方が効率よく成績を伸ばせます。
このページでは圧倒的な実力を手に入れるための勉強法を紹介します。古文は共通テストだけの人も、東大を目指す人でも勉強法はほとんど変わりません。東大合格を目指す人でも共通テスト9割を目指す人も、ぜひ参考にしてください。
STEP1|古文単語は“まずは200語”
単語帳は何でもいい。
学校配布のものでも十分です。単語の訳がだけでなく、語源などの解説がされているものであれば大丈夫。
おすすめを挙げるなら、東進の「栗原の古文単語教室」


語源から意味の変化が解説されているので、単語のイメージがしやすいです。1冊持っておいて損はありません。
単語はまず200単語頑張って覚えよう。
安定して高得点を取るためには、最終的に派生語含めて600単語以上覚える必要があります。だんだん覚えていけばよいので大丈夫。ただ、最初の200単語ははやめに覚えてしまった方が、この後の勉強がしやすくなります。
STEP2|古典文法:助動詞を制する者が古文を制す(目安:1か月)
みんな嫌いな古典文法。古文で点を取るには避けては通れません。特に助動詞をマスターするかどうかで天と地ほどの差が開きます。
「文法なんて覚えなくていい。テストにでるところだけ覚えればいい」なんていう人がいますが信用してはいけません。文法全体をしっかり理解していなければ、テストでよく問われるところだけピンポイントで覚えても使えません。
古典文法が苦手な人が多いのは、勉強方法が間違っているからです。
正しい勉強方法は
とにかく暗記→理解の順で学習することです
「富井の古典文法」などわかりやすそうな参考書がたくさん売られていますが、そんなものを読んだところで古文はできるようにはなりません。(正しく使えば悪い参考書ではありませんが)
まずすべての助動詞の「意味・接続・活用」をとにかく暗記しましょう。
「る」の意味・接続・活用は?と言われたら
・受身・尊敬・自発・可能!
・未然形接続!
・れ・れ・る・るる・るれ・れよ!
と一瞬で言えるようにしましょう。一瞬でというのがポイントです。
頭で考えなくても口からでるまで覚えてしまいましょう。コツはひたすら声にだして覚えることです。(算数の九九と同じです。)あとは勉強すればするほど古文の実力がつきます。
このページを見てくれているあなた!、他の受験生と圧倒的な差をつけましょう。
助動詞の「意味・接続・活用」が頭にインストールされている状態なら参考書の説明もすらすら頭に入ってきますし、古文の文章を読むときに古典文法を使って正確によむことができるのです。
古典文法に関しておすすめの本は「吉野式古典文法スーパー暗記帖」。
昔からある本ですがこれが一番いい。この本に関してはこちらで解説しています。
※とにかく助動詞の「意味・接続・活用」を覚えてしまったら、あとはどの参考書でもよいです。気にいったものがあればそれをつかってください。くどいようですが、先に暗記しないとだめでですよ。
STEP3|多読で“古文脳”を作る(目安:2~3か月)
ほとんどの人が古文が苦手な理由は、上記の古典文法の暗記ができていないことに加えて、多読不足だからです。
古文読解の参考書を読んでも読めるようになりません。読むとわかった気になりますが、いざ自分で読もうとするとまったく読めません。読解テクニックの前に、古文の地力をつけましょう。
読解本には「主語の把握」のコツがかいてあったりしますが、主語を把握するにはそもそも文の意味をある程度読み取る力(直訳する力)が必要です。
授業を聞いているだけではできるようにならない理由がここにあります。圧倒的に量がたりない。
訳をみてよいので問題集を数冊繰り返し読みましょう。問題は解けなくてよい、古文をひたすらに読んで訳す練習をします。すぐには読めるようにはなりませんがここでいかに粘り強く取り組めるかが勝負です。
①古文を読む。※苦手な人は先に現代語訳をよんで話の流れを確認しちゃいましょう。
②訳がわからなければ、すぐに現代語訳を見て訳の確認。助動詞や助詞の文法に注意してください。STEP2で学んだ文法知識を読解に使えるようにします。文章中の助動詞・助詞を発見し、意味を判別して訳す。最初はなかなかできませんが、くりかえすうちにできるようになります。
風吹きぬべし。
→風 吹き ぬ べし
→風がきっと吹くだろう。
このように、文法をふまえて訳せるようにしていきましょう。
※なんでその訳になるのはわからなかったり、疑問が生じたら、いったん放置して次を読んでいきましょう。とにかくたんさん読むことを優先しよう。
③音読:一通り文章を読んだら全文を音読をして読み直しましょう。古文で音読はあまりしたことがないと思います。音読をすると、身体がだんだん古文の表現になれてきます。これについては自分でやってみないとわからない感覚だと思います。たいして時間もかかりませんから、復習として古文音読をやってみてください。気づかないうちに古文が得意になっていますよ。
④日をおいて(できるだけ早めに)もう一度読み直して、自力で訳せるか確認。わからなかったら答えみてよい。繰り返し音読をする。
これを時間のある限り繰り返しましょう。人によってやるべき量は異なります。これまで授業などである程度読んできた人は少なくてすみます。0からの人は100文ぐらい読まないといけません。
この多読をしながら、古文単語の暗記を進めましょう。
1,2年生なら、この多読のストックを3年生になるまでにできるだけためておきましょう。
3年生なら、上記の2冊を夏休みが終わるまでに終わらせるのが理想です。
STEP4|得点力を上げる(目安:1~2か月)
STEP3までで古文の地力はつけました。ここからはそれを入試の得点力に変えていきましょう。
共通テスト向け
「共通テスト古文 満点のコツ」過去問を通して、古文読解のコツや共通テストの解き方が学べます。問題数は少なめなので、繰り返し読んで考え方を身につけるのに向いています。
「元井太郎の古文読解が面白いほどできる本」代ゼミの元井先生の本。真面目に古文の勉強をしてきたのに問題が解けないという人の救世主となりうる本。どんな視点で問題文や選択肢をみればよいかわかる。基礎力がない人がやっても意味がないので注意。
STEP5|問題演習
ここまできたら、時間がある限り問題を解きましょう。STEP3でも書きましたが、ある程度の量をこなさないと点数は安定しません。その表現やパターンを知らないと無理、という問題が古文では多くあります。できなかった部分はしっかり復習して、知識・経験を積み重ねていきましょう。古文は簡単すぎる・難しすぎるという差があまりないので、どの問題集をやってもよいです。自分の気に入った、やる気の出るものをすすめてください。
ほとんどの受験生は「量」が足りない。
共通テストはかなり難しく問題文も長いので、ある程度力がついてきてから取り組みましょう。(2~3回ぐらいは傾向や難易度確認でと早めに触れておくべきですが)。
難関大を目指す人向け
難関大を目指し、共通テストで満点を目指したい、二次で高得点を狙いたいという人は駿台の関谷先生の本がおすすめです。正しく矛盾のない読みをするにはどうすればよいのかが学べます。古典文法(助動詞・助詞)を覚えたうえでじっくり取り組んでみてください。







