高校授業・定期テスト対策– category –
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『平家物語』忠度の都落ち③現代語訳・解説
『平家物語』
三位これを開けて見て、「かかる忘れ形見を賜りおき() ず。 三位殿はこれを開けて見て、「このような忘れ形見をいただいた上は、決しておろそかにはお思い申しません。お疑いなさいますな。 ・賜る…いただく(「受く」の謙譲語) ※「お与えになる(尊敬... -
『平家物語』忠度の都落ち②現代語訳・解説
『平家物語』
薩摩守のたまひ)ず。 薩摩守がおっしゃったことには、「長年の間、和歌をお教えいただいて後は、大切なことにと思い申しておりますけれども、この二、三年は、京都の騒ぎや国々の反乱、すべて平家の身の上のことでございますので、(歌道を)おろそか... -
『平家物語』忠度の都落ち①現代語訳・解説
『平家物語』
源義仲は平家を越中(富山県)の倶利伽羅谷で破り、都へ攻め上る。平家は都を捨てて西へ向かった。 薩摩守忠度は、いづくよりや(ば、門戸を閉ぢて開かず。 薩摩守忠度は、どこから帰ってこられたのだろうか、侍五騎と童一人、わが身と合わせて七騎で... -
『史記』荊軻④図窮まりて匕首見はる 書き下し文・現代語訳
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秦王謂軻曰、「取舞陽所持地図。」軻既取図奏之。 秦王 軻に謂ひて曰はく、「舞陽の持つ所の地図を取れ。」と。軻 既に図を取りて之を奏す。 秦王は荊軻に言うことには「舞陽の持つ地図を取れ。」と。荊軻は地図を取って差し上げた。 秦王発図。図窮而匕... -
『史記』荊軻③図窮まりて匕首見はる 書き下し文・現代語訳
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遂至秦、持千金之資幣物、厚遺秦王寵臣中庶子蒙嘉。 遂に秦に至り、千金の資幣物を持ちて、厚く秦王の寵()る。 (荊軻は)ついに秦に着き、千金に値する贈り物を用意して、丁重に秦王の寵臣である中庶子の蒙嘉に贈った。 嘉為先言於秦王曰、「燕王誠振怖大... -
『史記』荊軻②風蕭蕭として易水寒し 書き下し文・現代語訳
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既祖取道。高漸離撃筑、荊軻和而歌、為変徴之声。士皆垂涙涕泣。 既に祖()す。 道中の安全を祈願して宴を開いて出発した。高漸離が筑を弾き、荊軻は合わせて悲壮な音調で歌った。みな涙を流して泣いた。 ・祖…道祖伸を祭って宴を開くこと。 ・高漸離…荊軻... -
『史記』荊軻①風蕭蕭として易水寒し 書き下し文・現代語訳
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燕の太子丹は秦王の幼馴染で秦の人質であったが、秦王に冷遇されるようになる。そして燕に逃げ帰って、秦に復讐しようとしていた。秦は他国の侵略を続け燕の国境近くまできていた。太子丹は荊軻に秦王の暗殺を要請した。 於是太子予求天下之利匕首、得趙人... -
『登鸛鵲楼(かんじゃくろうにのぼる)』王之渙 書き下し文・現代語訳
漢詩
白日依山尽 黄河入海流 白()りて尽き 黄河海に入りて流る かがやく太陽が、山に近づいて沈んでいき、 黄河は、はるか東の海へ向かって流れて行く。 ・白日…かがやく太陽。 輝く太陽の中を、黄河がはるか遠くまで流れていく雄大な自然を表現している。 ※... -
『史記』廉頗と藺相如②書き下し文・現代語訳
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藺相如固止之曰、「公之視廉将軍、孰与秦王。」 藺相如固く之を止めて曰はく、「公の廉将軍を視ること、秦王に孰与れぞ。」と。 藺相如は固くこれを止めて言うことには、「あなたたちが廉将軍を見て、秦王と比べてどちらが上か。」と。 A孰与B…「AはB... -
『史記』廉頗と藺相如①書き下し文・現代語訳
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既罷帰国。 既に罷()めて国に帰る。 (会合を)終えて国に帰った。 以相如功大、拝為上卿。位在廉頗之右。 相如の功の大なるを以て、拝して上卿と為す。位は廉頗の右に在り。 相如の功績が大きいことを理由に(相如を)任命して上卿とした。位は廉頗の右(...