勉強のコツ 今回は復習のタイミングについてです。
勉強したら復習をする!は鉄則ですが、
いつ復習をやればよいのでしょうか。
(復習しないのは論外ですよ)
これは難しい問題で、指導する先生によってもいろいろな意見がありますね。
自分もこれまで生徒へのアドバイスしてきましたが、今から考えると、適切でないことを言ってしまったなあと思うこともあります。
ここでは、今の時点での私の考えを記します。(自分の経験だけでなく、いろいろ読んだ結果の結論ですから、信用してもらって大丈夫です。
復習するタイミングですが、復習する対象によって異なります。
①理解があやしいもの、完全に分かっていないもの
これはできるだけ早く復習を重ねましょう。
新しい内容を習ったとか、解説を読んで一応は理解したけどまだ自力では解けなさそう
などの内容は、
その日の夜、次の日の朝など早いうちに復習をすると、覚えやすくなります。
よく分かってない内容は、
放っておくと完全に頭からぬけて、あとで1から学びなおしということになってしまいやすいです。
➁よく理解できているもの、覚えるだけのもの
これはしばらく時間をあけてからの復習が効率がよいです。
すぐに復習しても、長期的な記憶にはあまり意味がないことがわかっています。
すごし時間をあけて繰り返し復習すると、長期的な記憶になりやすいです。
7~15日ぐらいの感覚で学んだことを復習するようにしましょう。
その日に学んだことを記録しておいて、復習のタイミングがわかるようにしておくと、復習もれがなくなります。
以上のように、対象によって復習タイミングを変えると効率がよくなります。
何が①で、何が➁なのかはその人によって変わってきます。自分で「よく分かってないなあ」と思ったら①で、すぐ復習するようにしましょう。
最新の研究で、わたしも考えを改めたのですが、復習するタイミングを徐々にのぼしていくよりも、
一定のタイミングで復習するほうが、記憶に残りやすいそうです。
つまり、
「1回目の復習を7日後、2回目の復習を30日後」
よりも
「1回目の復習を15日後、2回目の復習を30日後」の方がよいそうです。