『和泉式部日記』– category –
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『和泉式部日記』夢よりもはかなき世の中を・薫る香に③現代語訳・テスト対策
『和泉式部日記』まだ端におはしましに、 (帥の宮は)まだ縁先にいらっしゃる時に、この童が、物陰から合図をする様子をするのを見つけなさって、「どうだったか。」とお尋ねになると、 御文をさし出でたれば、御覧じて、 同じ枝に鳴きつつをりし時鳥声は変はらぬも... -
『和泉式部日記』夢よりもはかなき世の中を・薫る香に②現代語訳・テスト対策
『和泉式部日記』その宮は、いとあてにけけしうおはします()は。昔のやうには、えしもあらじ。」など言へば、 その帥の宮様は、たいそう気品があってよそよそしくいらっしゃるそうですね。昔(亡き為尊親王)のように(気楽にお仕えすることは)できないでしょう。」などと... -
『和泉式部日記』夢よりもはかなき世の中を・薫る香に①現代語訳・テスト対策
『和泉式部日記』夢よりもはかなき世の中を、嘆きわびつつ明かし暮らすほどに、四月十余日にもなりぬれば、木の下暗がりもてゆく。 夢よりもはかなかった(亡き為尊親王との)男女の仲を、嘆き悲しみながら日々を過ごすうちに、陰暦四月十日余りにもなったので、木の下はだ...
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