『伊勢物語』– category –
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『伊勢物語 東下り』ゆきゆきて~
『伊勢物語』ゆきゆきて駿河の国に至り ぬ()。 先へ先へと進んでいって、駿河の国に着いた。 宇津の山に至りて、わが入ら む() 。 宇津の山に着いて、自分が入ろうとする道は、とても暗く細い上に、つた、かえでは茂っており、なんとなく心細く、思いがけないつら... -
『伊勢物語 東下り」の現代語訳・解説
『伊勢物語』昔、男あり けり() 。 昔、男がいた。 ○『伊勢物語』は短い話を百話ほど集めた作品だが、多くが「昔。男ありけり」で始まる。 〇この「男」は在原業平がモデルであるとされています。 その男、身を要なきものに思ひなして、京にはあら じ()。 その男は...
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