李景亮『人虎伝(じんこでん)』④「我将に託する所有らんとす」の書き下し文・現代語訳・解説です。中島敦「山月記」の原典となった唐代の伝奇小説で、本文は『唐人説薈』によります。
③では、李徴が虎に変わっていったいきさつと、ついに人を食べてしまったことを袁傪に語りました。
③「化して異獣と為り、人に靦づる有り」の書き下し文・現代語訳・解説を読む
書き下し文・現代語訳・解説
妻子のことを託す
白文又曰、「我与君真忘形之友也。而我将有所託、可乎。」
書き下し又曰はく、「我と君とは真に忘形の友なり。而して我将に託する所有らんとす、可ならんか。」と。
現代語訳(虎は)さらに言った、「私と君とは、本当に外見にとらわれず心で結ばれた友だ。それで、私は君に頼みたいことがあるのだが、よいだろうか。」と。
- 忘形之友
- 外形(身分や姿)にとらわれず、心で結ばれた友。ここは、虎になった姿にとらわれずに心が通じ合っている友。
- 而
- ここは「しかシテ」と読む。そして。それで。
- 将
- 「まさニ~(ント)ス」と読む再読文字。ここは「~しようと思う」。
- 所託
- 頼みごと。
白文傪曰、「平昔故人、安有不可哉。恨未知何如事。願尽教之。」
書き下し傪曰はく、「平昔の故人、安くんぞ可ならざること有らんや。恨むらくは未だ何如の事なるかを知らず。願はくは尽く之を教へよ。」と。
現代語訳袁傪は言った、「昔からの友人だ、どうして聞き入れないことがあろうか、いや、何でも聞こう。残念なのは、それがどのようなことかまだわからないことだ。どうか全部話してくれ。」と。
- 平昔
- 以前。昔から。
- 恨
- 「うらムラクハ」。残念なことには。
- 何如
- 「いかん」。どのような。(疑問)
- 尽
- 「ことごとク」。すべて。
白文虎曰、「君不許我、我何敢言。君既許我、豈有隠耶。
書き下し虎曰はく、「君我に許さずんば、我何ぞ敢へて言はん。君既に我に許さば、豈に隠すこと有らんや。
現代語訳虎は言った、「君が承知してくれなければ、私はどうして思い切って言えようか、いや、言えはしない。君がもう承知してくれたのだから、どうして隠すことがあろうか、いや、隠しはしない。
- 不許
- 「許さずんば」。承知しなければ。
- 何敢言
- どうして思い切って言えようか。(反語)
- 豈有隠耶
- どうして隠すことがあろうか。(反語)
白文吾妻孥尚在虢略。豈知我化為異類乎。
書き下し吾が妻孥尚ほ虢略に在らん。豈に我化して異類と為るを知らんや。
現代語訳私の妻子はまだ虢略にいるだろう。私が獣に変わってしまったなど、どうして知っているだろうか、いや、知るはずがない。
- 妻孥
- 妻子。
- 虢略
- 李徴の家があった地。
- 豈A乎
- 「豈にAんや」。どうしてAだろうか、いやAない。(反語)
白文君自南回、為齎書、訪吾妻子。
書き下し君南より回らば、為に書を齎して、吾が妻子を訪へ。
現代語訳君が南方から帰ったら、私のために手紙を届けて、妻子の様子をたずねてやってほしい。
- 回
- 「かへル」。帰る。
- 為
- 「ためニ」。(私の)ために。
- 齎
- 「もたらス」。持って行く。届ける。
- 書
- 手紙。
- 訪
- 「とフ」。様子をたずねる。ここは手紙で様子を問うことで、訪問するという意味ではない。
白文但云我已死、無言今日事。志之。」
書き下し但だ我已に死せりと云ひ、今日の事を言ふこと無かれ。之を志せ。」と。
現代語訳ただ、私はもう死んだとだけ伝え、今日君と出会ったことは話さないでほしい。このことを忘れないでくれ。」と。
- 但
- 「たダ」。ただ~だけ。
- 無A
- 「A(する)こと無かれ」。Aしてはいけない。(禁止)
- 今日事
- 今日、虎になった李徴と出会ったこと。
- 志
- 「しるス」。覚えておく。記憶する。
白文乃曰、「吾於人世、且無資業。
書き下し乃ち曰はく、「吾人の世に於いて、且つ資業無し。
現代語訳そしてまた言った、「私は人間の世で、何の財産も残していない。
- 人世
- 人間の世界。
- 資業
- 財産。
白文有子尚稚、固難自謀。
書き下し子有るも尚ほ稚く、固より自ら謀り難し。
現代語訳息子はいるがまだ幼く、もちろん自分で暮らしを立てることはできない。
- 稚
- 「をさなシ」。幼い。
- 固
- 「もとヨリ」。もちろん。
- 自謀
- 自分で生計を立てる。自活する。
白文必望念其孤弱。
書き下し必ず其の孤弱を念ふを望む。
現代語訳ぜひとも、その父親のいない幼い子のことを気にかけてやってほしい。
- 孤弱
- 父親のいない幼い子。
白文時賑恤之、無使殍死於道途、亦恩之大者。」
書き下し時に之を賑恤し、道途に殍死せしむること無くんば、亦た恩の大なる者なり。」と。
現代語訳折にふれて恵みを与え、道ばたで飢え死にさせずにすむようにしてくれれば、それもまた大きな恩だ。」と。
- 賑恤
- 困っている者をあわれんで、金品を与えて救う。
- 之
- 李徴の子。
- 殍死
- 飢え死にする。
- 道途
- 道ばた。
- 無使A
- 「Aしむること無くんば」。Aさせることがなければ。
白文言已、又悲泣。
書き下し言ひ已はりて、又悲泣す。
現代語訳言い終えると、また悲しんで泣いた。
- 已
- 「をはル」。終わる。
白文傪亦泣曰、「傪与足下休戚同焉。然則足下子亦傪子也。
書き下し傪も亦た泣きて曰はく、「傪と足下とは休戚同じ。然らば則ち足下の子は亦た傪の子なり。
現代語訳袁傪も泣きながら言った、「私とあなたとは、喜びも悲しみも共にする仲だ。だから、あなたの子は私の子でもある。
- 休戚
- 喜びと悲しみ。「休」は喜び、「戚」は悲しみ。
- 然則
- 「然らば則ち」。そうであるならば。
- 焉
- 置き字。
白文当力副厚命。又何虞其不至哉。」
書き下し当に力めて厚命に副ふべし。又何ぞ其の至らざるを虞れんや。」と。
現代語訳必ずあなたのねんごろな頼みにこたえるよう努めよう。この上、私が頼みをきちんと果たさないのではないかと、どうして心配することがあろうか、いや、心配はいらない。」と。
- 当
- 「まさニ~ベシ」と読む再読文字。当然~すべきだ。きっと~しよう。
- 力
- 「つとム」。努力する。
- 副
- 「そフ」。(期待に)こたえる。
- 厚命
- ねんごろな頼み。李徴の妻子の面倒を見るという頼み。
- 虞
- 「おそル」。心配する。
- 其不至
- (袁傪が)李徴の子の面倒を見るという頼みを、きちんと果たさないこと。
詩文を書きとめさせる
白文虎曰、「我有旧文数十編。未行於代。君為我伝録。
書き下し虎曰はく、「我に旧文数十編有り。未だ代に行はれず。君我が為に伝録せよ。
現代語訳虎は言った、「私には以前に作った詩文が数十編ある。まだ世間に広まってはいない。君よ、私のために書きとめて伝えてくれ。
- 旧文
- 以前に作った詩文。
- 代
- 「よ」。世間。「世」と同じ意味。
- 行
- 世に広まる。
- 伝録
- 書きとめて伝える。
白文誠不能列文人之口閾、然亦貴伝於子孫也。」
書き下し誠に文人の口閾に列すること能はざるも、然れども亦た子孫に伝ふるを貴ぶなり。」と。
現代語訳本当のところ、文人たちのうわさにのぼるほどのものではないが、それでも子孫に伝えることを大切に思うのだ。」と。
- 口閾
- うわさ。評判。
- 列
- 並ぶ。(うわさに)のぼる。
- 貴
- 大切に思う。
白文傪即呼僕命筆、随其口書。近二十章。
書き下し傪即ち僕を呼び筆を命じて、其の口に随ひて書せしむ。二十章に近し。
現代語訳袁傪はすぐに従者を呼んで筆記を命じ、虎(李徴)の口から出るとおりに書き取らせた。それは二十編近くになった。
- 即
- 「すなはチ」。すぐに。
- 僕
- 従者。
- 命筆
- 筆記するよう命じる。
- 随其口
- (虎の)言うとおりに。
- 書
- ここは「書せしむ」と読み、書かせるという使役の意味になる。
白文文甚高、理甚遠。閲而歎者、至於再三。
書き下し文甚だ高く、理甚だ遠し。閲して歎ずる者、再三に至る。
現代語訳表現はたいへん格調高く、内容はたいへん奥深かった。(袁傪は)読んで、何度も感嘆した。
- 文
- 表現。
- 理
- 内容。
- 遠
- 奥深い。
- 閲
- 「けみス」。読む。
- 者
- ここは「こと」と読む。
- 再三
- 何度も。
白文虎曰、「此吾平生之業也。又安得寝而不伝歟。」
書き下し虎曰はく、「此れ吾が平生の業なり。又安くんぞ寝めて伝へざるを得んや。」と。
現代語訳虎は言った、「これは私が人間だったころに行った仕事だ。どうして捨て置いて伝えずにおけようか、いや、おけない。」と。
- 平生之業
- 以前に行った仕事。
- 寝
- 「やム」。やめる。捨て置く。
- 安得A歟
- 「安くんぞAを得んや」。どうしてAできようか。(反語)
今の思いを詩に詠む
白文既又曰、「吾欲為詩一編。
書き下し既にして又曰はく、「吾詩一編を為らんと欲す。
現代語訳しばらくして、さらに言った、「私は詩を一編作ろうと思う。
- 既
- ここは「既にして」と読む。しばらくして。
- 為
- 「つくル」。作る。
白文蓋欲表吾外雖異、而中無所異。
書き下し蓋し吾が外異なりと雖も、而も中異なる所無きを表さんと欲す。
現代語訳思うに、私の外見は(人間とは)違ってしまったけれども、心の中は少しも変わっていないことを示したいのだ。
- 蓋
- 「けだシ」。思うに。というのは。
- 外
- 外見。虎になった姿。
- 中
- 心の中。
- 雖A
- 「Aと雖も」。Aではあるけれども。
白文亦欲以道吾懐、而攄吾憤也。」
書き下し亦た以て吾が懐ひを道ひて、吾が憤りを攄べんと欲するなり。」と。
現代語訳また、それによって私の思いを述べ、胸の中の憤りを晴らしたいのだ。」と。
- 懐
- 心の中の思い。
- 攄
- 「のブ」。(思いを)述べて晴らす。
- 憤
- 憤り。やり場のない思い。
白文傪復命吏、以筆授之。詩曰、
書き下し傪復た吏に命じ、筆を以て之に授けしむ。詩に曰はく、
現代語訳袁傪はまた部下の役人に命じて、筆をとって書き取らせた。その詩は次のとおりである。
- 吏
- 部下の役人。
- 以筆授之
- 筆を与えて(虎の言葉を)書き取らせる。
白文偶因狂疾成殊類
書き下し偶狂疾に因りて殊類と成り
現代語訳思いがけず心の病のために、人間ではないものになってしまい、
- 偶
- 「たまたま」。思いがけず。
- 狂疾
- 心の病。
- 殊類
- 人間とは違う種類のもの。異類。
白文災患相仍不可逃
書き下し災患相仍りて逃るべからず
現代語訳次々と重なる災いから、逃れることはできなかった。
- 災患
- 災難。
- 相仍
- 次々に重なる。
白文今日爪牙誰敢敵
書き下し今日爪牙誰か敢へて敵せん
現代語訳今では、私の爪と牙に、いったい誰が立ち向かおうか、いや、誰もいない。
- 爪牙
- 爪と牙。
- 誰敢敵
- 「誰か敢へて敵せん」。誰が進んで手向かおうか。(反語)
白文当時声跡共相高
書き下し当時声跡共に相高し
現代語訳思えば昔は、(君と私の)名声も経歴もともに高かった。
- 当時
- 以前。昔。
- 声跡
- 名声と経歴。
白文我為異物蓬茅下
書き下し我は異物と為る蓬茅の下
現代語訳(それが今では)私は草むらの中に身をひそめる獣となり、
- 異物
- 人間ではないもの。獣。
- 蓬茅
- よもぎと、ちがや。草むら。
白文君已乗軺気勢豪
書き下し君は已に軺に乗りて気勢豪なり
現代語訳君はもう使者の馬車に乗る身となって、威勢がよい。
- 軺
- 馬車。ここは使者の乗る馬車。
- 気勢豪
- 威勢がよい。
白文此夕渓山対明月
書き下し此の夕べ渓山明月に対ひ
現代語訳今夜、谷と山の中で明るい月に向かっても、
- 渓山
- 谷と山。
- 対
- 「むかフ」。向かう。
白文不成長嘯但成嘷
書き下し長嘯を成さずして但だ嘷ゆるを成す
現代語訳(私は)声を長く引いて詩を吟じることもできず、ただほえるばかりだ。
- 長嘯
- 声を長く引いて、詩歌をうたう。
- 嘷
- 「ほユ」。獣がほえる。
虎になった原因
白文傪覧之驚曰、「君才行、我知之矣。而君至於此者、君平生得無有自恨乎。」
書き下し傪之を覧て驚きて曰はく、「君が才行、我之を知れり。而も君の此に至れる者、君平生自ら恨むこと有る無きを得んや。」と。
現代語訳袁傪はこの詩を読んで驚いて言った、「君の才知と品行は、私はよく知っていた。それなのに君がこのようになってしまったことについて、君はふだん、自分で悔やむことがないでいられようか。」と。
- 覧
- 「みル」。読む。
- 才行
- 才知と品行。
- 至於此
- このようになってしまう。虎になってしまったことを指す。
- 者
- ここは「は」と読む。
- 平生
- ふだん。日ごろ。
- 自恨
- 自分で悔やむ。後悔する。
- 得無A乎
- 「A無きを得んや」。Aしないでいられようか。Aではないか。
白文虎曰、「若反求其所自恨、則吾亦有之矣。不知定因此乎。
書き下し虎曰はく、「若し其の自ら恨む所を反求せば、則ち吾も亦た之れ有り。定めて此に因るを知らざらんや。
現代語訳虎は言った、「もし自分で悔やんでいることを振り返って考えるなら、私にもやはりそれがある。きっとこのせいにちがいない。
- 若
- 「もシ」。もし~ならば。(仮定)
- 反求
- 振り返って考える。
- 所自恨
- 自分で悔やんでいること。
- 定
- 「さだメテ」。きっと。
- 不知定因此乎
- きっとこれが原因であることがわからないだろうか、いや、わかる。きっとこのせいだ。
白文吾遇故人、則無所自匿也。吾常記之。
書き下し吾故人に遇へば、則ち自ら匿す所無きなり。吾常に之を記す。
現代語訳私は旧友(の君)に会ったのだから、隠しだてすることは何もない。私はいつもこのことを覚えている。
- 遇
- 出会う。
- 無所自匿
- 自分から隠すことは何もない。
- 記
- 覚えている。記憶する。
白文於南陽郊外、嘗私一孀婦。其家窃知之、常有害我心。
書き下し南陽の郊外に於いて、嘗て一孀婦に私す。其の家窃かに之を知り、常に我を害する心有り。
現代語訳以前、南陽の郊外で、夫を亡くしたある女性とひそかに交際したことがあった。その女性の家の者たちがひそかにそれに気づき、いつも私に危害を加えようとしていた。
- 南陽
- 地名。今の河南省のあたり。
- 嘗
- ここは「かつテ」と読む。以前。
- 孀婦
- 夫に先立たれた女性。
- 私
- ひそかに交際する。
- 窃
- 「ひそカニ」。こっそりと。
白文孀婦、由是不得再合。
書き下し孀婦は、是に由りて再び合ふを得ず。
現代語訳その女性とは、そのために二度と会うことができなくなった。
- 由是
- このために。
- 再合
- 再び会う。
- 不得A
- 「Aを得ず」。Aできない。
白文吾因乗風縦火、一家数人、尽焚殺之而去。此為恨爾。」
書き下し吾因りて風に乗じて火を縦ち、一家数人、尽く之を焚殺して去る。此を恨みと為すのみ。」と。
現代語訳そこで私は、風が強いのに乗じて火を放ち、その一家の数人を、残らず焼き殺して立ち去った。このことが悔やまれてならないのだ。」と。
- 乗風
- 風(の強いの)に乗じる。
- 縦火
- 火を放つ。
- 焚殺
- 焼き殺す。
- 為恨
- 悔やまれることとする。
- 爾
- 「のみ」。~だけだ。~なのだ。(限定・強調)
テスト予想問題
A 語句
次の語の読み(送り仮名を含め、現代仮名遣いのひらがな)と意味を答えよ。
①何如
②齎
③志
④蓋
⑤偶解答を見る
①いかん/どのような
②もたらして/持って行く・届ける
③しるせ/覚えておけ
④けだし/思うに・というのは
⑤たまたま/思いがけず次の語の意味を答えよ。
①忘形之友
②平昔
③休戚
④厚命
⑤才行解答を見る
①外見(姿や身分)にとらわれず、心で結ばれた友
②以前・昔から
③喜びと悲しみ
④ねんごろな頼み
⑤才知と品行
B 書き下し文・現代語訳
「恨未知何如事」を書き下し文にし、現代語訳せよ。
解答を見る
書き下し文:恨むらくは未だ何如の事なるかを知らず。
現代語訳:残念なのは、それがどのようなことなのか、まだわからないことだ。「但云我已死、無言今日事」を書き下し文にし、現代語訳せよ。
解答を見る
書き下し文:但だ我已に死せりと云ひ、今日の事を言ふこと無かれ。
現代語訳:ただ、私はもう死んだとだけ伝え、今日君と出会ったことは話さないでほしい。「時賑恤之、無使殍死於道途」を書き下し文にし、現代語訳せよ。
解答を見る
書き下し文:時に之を賑恤し、道途に殍死せしむること無くんば、
現代語訳:折にふれて恵みを与え、道ばたで飢え死にさせずにすむようにしてくれれば、「当力副厚命。又何虞其不至哉」を書き下し文にし、現代語訳せよ。
解答を見る
書き下し文:当に力めて厚命に副ふべし。又何ぞ其の至らざるを虞れんや。
現代語訳:必ずねんごろな頼みにこたえるよう努めよう。頼みを果たさないのではないかと、どうして心配することがあろうか、いや、心配はいらない。
C 内容の読み取り
李徴が袁傪に頼んだことを、妻子に関することと、詩文に関することに分けて説明せよ。
解答を見る
妻子…手紙で妻子の様子をたずね、自分は死んだとだけ伝えて今日のことは言わないこと。また、幼い子が道ばたで飢え死にしないよう、折にふれて面倒を見ること。
詩文…以前に作った詩文を書きとめて、子孫に伝えること。「吾欲為詩一編」とあるが、李徴は何のために詩を作ろうとしたのか。
解答を見る
外見は虎になってしまっても、心の中は人間のころと変わっていないことを示し、また、自分の思いを述べて胸の中の憤りを晴らすため。
李徴の詩の形式を答え、押韻している字をすべて抜き出せ。
解答を見る
七言律詩。逃・高・豪・嘷
李徴は、自分が虎の姿に変わった原因として、どのようなことを挙げているか。
解答を見る
以前、ひそかに交際していた夫のいない女性との仲を家の者にじゃまされたので、風に乗じて火を放ち、その一家数人を焼き殺した。その罪のせいだと考えている。
続き(⑤)
最後に李徴は、二度とこの道を通らないよう袁傪に頼み、別れを告げます。