『源氏物語』御法② 現代語訳・品詞分解・敬語・解説|テスト予想問題付き

目次
  1. 原文の読み方
  2. 現代語訳・品詞分解・解説
  3. 萩の上露
  4. 詠み交わす歌
  5. 紫の上の死
  6. テスト予想問題

『源氏物語(げんじものがたり)』御法(みのり)の巻、「紫の上の死」の場面の後半、「風すごく吹き出でたる夕暮れに」から「明け果つるほどに消え果て給ひぬ」までの現代語訳・品詞分解・敬語・解説です(全2回の②)。御法①の続きです。

秋の夕暮れ、紫の上は自分の命を萩の上の露にたとえて歌を詠み、光源氏と明石の中宮が歌を返します。その夜、紫の上の容体は急に悪くなります。

原文の読み方

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現代語訳・品詞分解・解説

萩の上露

原文
風すごくク連用吹き出でダ下二連用たる完了連体夕暮れに格助時間、前栽せんざい見マ上一連用給ふ補・ハ四終止尊→紫の上と格助引用て接助単純接続、脇息けふそくに格助対象寄り居よりゐワ上一連用給へ補・ハ四已然尊→紫の上る存続連体を格助対象、

現代語訳風がもの寂しく吹き出した夕暮れに、(紫の上が)庭の植え込みを御覧になるというので、脇息に寄りかかっていらっしゃるのを、

すごし
もの寂しい。ぞっとするほど寂しい。
前栽
庭の植え込み。
脇息
座ったときにひじをかけて体をもたせかける台。
解説

「見給ふ」「寄り居給へる」の主語は紫の上。

原文
院、渡りラ四連用て接助単純接続見マ上一連用奉り補・ラ四連用謙→紫の上給ひ補・ハ四連用尊→光源氏て接助単純接続、

現代語訳院(光源氏)がお越しになって拝見なさって、

院
光源氏。
解説

「奉り」は謙譲語で作者から紫の上への敬意、「給ひ」は尊敬語で作者から光源氏への敬意。

原文
「今日は係助区別、いと副よくク連用起き居おきゐワ上一連用給ふ補・ハ四終止尊→紫の上める婉曲連体は係助詠嘆。

現代語訳「今日はずいぶんお加減よく起きていらっしゃるようですね。

解説

光源氏の言葉。「給ふ」は、光源氏から紫の上への敬意。

原文
こ代名の格助体修御前おまへにて格助場所は係助強意、こよなくク連用御心も係助類例晴れ晴れしげなナリ連体・音めり推定終止かし終助念押し。」と格助引用聞こえヤ下二連用謙→紫の上給ふ補・ハ四終止尊→光源氏。

現代語訳この(中宮の)おそばでは、ことのほかお心も晴れやかなご様子ですね。」と申し上げなさる。

こよなし
格別だ。
解説

「この御前」は、中宮の御前。中宮がいらっしゃるので気分が晴れ晴れしているようだ、と光源氏は言っている。

「聞こえ」は作者から紫の上への敬意、「給ふ」は作者から光源氏への敬意。

原文

現代語訳これくらいの(病のおさまった)合間があるだけでも、心からうれしくお思い申し上げている(光源氏の)お顔つきを、(紫の上は)御覧になるにつけても心が痛み、

かばかり
これくらい。この程度。
隙
(病気の)絶え間。
解説

「かばかりの隙」は、紫の上の病気が少しおさまっている状態。

「思ひ聞こえ給へる御気色」は光源氏の様子で、それを「見給ふ」のは紫の上。「聞こえ」は作者から紫の上への敬意、「給へ」は作者から光源氏への敬意。

現代語訳(自分が)とうとう死ぬときには、(光源氏は)どれほどお嘆きになり取り乱されることかと思うと、胸にしみて悲しいので、

つひに
最後に。とうとう。
解説

「つひに」は、紫の上がいよいよ最期を迎えるとき。

「思し騒が」の主語は光源氏。紫の上は、自分が死んだら光源氏がどんなに嘆き悲しむだろうと思いやっている。

原文
おくカ上二終止と格助引用見るマ上一連体ほどぞ係助強意はかなきク連体ともすれば副風に格助原因乱るるラ下二連体萩の格助体修うは露つゆ

現代語訳(私が)起きていると(あなたが)御覧になるのも、(萩の葉に露が置いているのと同じで)ほんのしばらくのことです。ややもすれば風に乱れて散る萩の上の露のような(私の命な)のですから。

ともすれば
ややもすれば。どうかすると。
解説

紫の上の歌。「おく」は、(露が)「置く」と(紫の上が)「起く」の掛詞。「置く」「乱るる」は「露」の縁語。

「萩のうは露」は、すぐに消えてしまいそうな紫の上のはかない命のたとえ。

二句切れ。

詠み交わす歌

原文
げに副ぞ係助強意、折れ返りラ四連用とまるラ四終止べう可能連用・音も係助強意あら補・ラ変未然ぬ打消連体、よそへハ下二未然られ受身連用たる存続連体折さへ副助添加忍びがたきク連体を接助順接確定、見出だしサ四連用給ひ補・ハ四連用尊→光源氏て接助単純接続も係助強意、

現代語訳なるほど(歌のとおり)、(萩の枝が風に)しなっては戻り、(露が)とどまっていられそうにもない様子で、(紫の上の命が露に)たとえられた、その折までもがこらえきれないので、(光源氏は庭を)御覧になるにつけても、

げに
なるほど。本当に。
折れ返る
(枝が)しなって折れ曲がる。
よそふ
たとえる。
見出だす
(室内から)外を見る。
解説

「よそへられたる」は、紫の上の今にも消えそうな命が、萩の葉から落ちそうな露にたとえられたということ。

「見出だし給ひ」の主語は光源氏。

※「ぞ」の結びは「あらぬ」だが、下に続いて流れている(結びの流れ)。

原文
ややもせば副消えヤ下二連用を格助対象あらそふハ四連体露の格助比喩世に格助場所後れ先立つタ四連体ほど経へハ下二未然ず打消連用もがな終助願望

現代語訳ともすれば先を争って消えていく露のような、はかないこの世に、(私たちのどちらかが)後に残ったり先に死んだりして、その間に時がたつことのないようにしたいものだ。

ややもせば
どうかすると。
後れ先立つ
あとに残ったり、先に死んだりする。
解説

光源氏の歌。「露の世」の「の」は比喩で、露のようにはかないこの世ということ。

「後れ先立つほど経ずもがな」は、どちらが先に死ぬとしても、間をおかずに一緒に死にたいという光源氏の気持ち。

原文
とて格助引用、御涙おほんなみだを格助対象払ひあへハ下二連用給は補・ハ四未然尊→光源氏ず打消終止。宮、

現代語訳と言って、涙をぬぐいきることもおできにならない。中宮は、

払ひあふ
すっかりぬぐい去る。
解説

涙をぬぐいきれないほど、光源氏は泣いている。

原文
秋風に格助原因しばし副とまらラ四未然ぬ打消連体露の格助比喩世を格助対象誰たれか係助反語草葉の格助体修上と格助引用のみ副助限定見マ上一未然む推量連体

現代語訳秋風に吹かれてほんのしばらくもとどまらずに散る露のような、はかないこの世を、誰が草葉の上のこととだけ見るでしょうか(いや、誰の命も同じことです)。

解説

中宮の歌。「誰か…見む」の「か」は反語。露のようにはかないのは草葉の上の露だけではなく、誰の命も同じだと詠んで、二人をなぐさめている。

原文
と格助引用聞こえ交はしサ四連用謙→紫の上・光源氏給ふ補・ハ四連体尊→中宮御容貌おほんかたちどもあらまほしくシク連用、見るマ上一連体かひあるラ変連体に格助対象つけカ下二連用て接助単純接続も係助強意、

現代語訳と(お互いに)詠み交わし申し上げなさる(紫の上と中宮の)お顔立ちは申し分なく、見るかいがあるにつけても、

御容貌
お顔立ち。
あらまほし
理想的だ。申し分ない。
解説

「御容貌ども」は、紫の上と中宮のお顔立ち。それを「見る」のは光源氏。

原文
かくて副千年ちとせを格助対象過ぐすサ四連体わざもがな終助願望と格助引用思さサ四未然尊→光源氏るれ自発已然ど接助逆接確定、心に格助対象かなはハ四未然ぬ打消連体ことなれ断定已然ば接助順接確定、かけとめマ下二未然む婉曲連体方なきク連体ぞ係助強意悲しかりシク連用ける詠嘆連体。

現代語訳このまま千年を過ごすすべがあればよいのにと(光源氏は)ついお思いになるが、人の思いのままにはならないことなので、(紫の上の命を)とどめておく手だてのないのが悲しいのであった。

わざ
方法。
かけとむ
引きとめる。
解説

「かくて」は、美しい二人と歌を詠み交わしている、今のこの状態。

「かけとめむ方」は、紫の上の命をこの世に引きとめる方法。

※「ぞ」を受けて「ける」が連体形で結ぶ(係り結び)。

紫の上の死

現代語訳「もうお帰りになってくださいませ。気分がたいそう苦しくなってまいりました。

乱り心地
気分が悪いこと。
解説

紫の上が中宮に言った言葉。「せ給ひ」「侍り」は、紫の上から中宮への敬意。

「今は渡らせ給ひね」は、「もうお帰りください」ということ。

原文
言ふかひなくク連用なりラ四連用に完了連用ける過去連体ほどと格助引用言ひハ四連用ながら接助逆接確定、いと副なめげにナリ連用侍り補・ラ変終止丁→中宮や間助詠嘆。」

現代語訳(病が重くなって)どうしようもなくなってしまった状態だとはいいながら、たいそう失礼でございますね。」

言ふかひなし
どうしようもない。
なめげなり
無礼だ。失礼だ。
解説

病が重くなってどうしようもない状態だとはいっても、やつれた姿のまま中宮の前にいるのは失礼だ、ということ。最期まで品位を保とうとする紫の上の気持ちがうかがえる。

原文
とて格助引用、御几帳みきちやうひき寄せサ下二連用て接助単純接続臥しサ四連用給へ補・ハ四已然尊→紫の上る存続連体さまの格助主格、常より格助比較も係助強意いと副頼もしげなくク連用見えヤ下二連用給へ補・ハ四已然尊→紫の上ば接助順接確定、

現代語訳と言って、御几帳を引き寄せて臥せっていらっしゃる様子が、ふだんよりいっそう心細くお見えになるので、

頼もしげなし
頼りない。弱々しい。
原文
「いかに副思さサ四未然尊→紫の上るる自発連体に断定連用か係助疑問。」と格助引用て接助単純接続、宮は係助区別御手おほんてを格助対象取らへハ下二連用奉り補・ラ四連用謙→紫の上て接助単純接続、泣く泣く副見マ上一連用奉り補・ラ四連用謙→紫の上給ふ補・ハ四連体尊→中宮に接助単純接続、

現代語訳「どのようなご気分でいらっしゃるのでしょうか。」と言って、中宮は(紫の上の)お手をお取りして、泣きながら拝見なさると、

泣く泣く
泣きながら。
解説

「いかに思さるるにか」は中宮の言葉で、下に「あらむ」が省略されている。「思さ」は中宮から紫の上への敬意。

「見奉り給ふ」の「奉り」は作者から紫の上への敬意、「給ふ」は作者から中宮への敬意。

原文
まことに副消えゆくカ四連体露の格助比喩心地しサ変連用て接助単純接続、限りに格助状態見えヤ下二連用給へ補・ハ四已然尊→紫の上ば接助順接確定、御誦経みずきやうの格助体修使ひども数も係助強意知らラ四未然ず打消連用立ち騒ぎガ四連用たり存続終止。

現代語訳(紫の上は)本当に消えていく露のような様子で、もう最期とお見えになるので、御誦経の使いの者たちが数えきれないほど騒ぎ立てた。

限り
最期。臨終。
御誦経
寺に頼んでお経を読ませること。
解説

「まことに消えゆく露の心地して」は、紫の上の歌のとおり、本当に消えていく露のような様子で、ということ。

「御誦経の使ひども」は、寺々に読経を頼みに行く使者たち。

原文
前々さきざきも係助類例かくて副生き出でダ下二連用給ふ補・ハ四連体尊→紫の上折に格助対象ならひハ四連用給ひ補・ハ四連用尊→光源氏て接助単純接続、御物の怪おほんもののけと格助引用疑ひハ四連用給ひ補・ハ四連用尊→光源氏て接助単純接続、

現代語訳以前にもこのようにして(息を吹き返して)生き返りなさった時のことにならいなさって、(光源氏は)物の怪のしわざかとお疑いになって、

前々
以前。
解説

以前にも、紫の上は危篤の状態から生き返ったことがあった。そのときにならって、光源氏は物の怪のしわざではないかと疑った。

原文
夜一夜よひとよさまざまの格助体修ことを格助対象し尽くさサ四未然せ使役連用給へ補・ハ四已然尊→光源氏ど接助逆接確定、かひも係助強意なくク連用、明け果つるタ下二連体ほどに格助時間消え果てタ下二連用給ひ補・ハ四連用尊→紫の上ぬ完了終止。

現代語訳一晩中さまざまなことを(祈祷の僧たちに)し尽くさせなさるけれど、そのかいもなく、夜がすっかり明けるころに(紫の上は)亡くなってしまわれた。

夜一夜
一晩中。
解説

「さまざまのこと」は、物の怪を退散させるための加持祈祷など。

「消え果て給ひぬ」は、紫の上が亡くなったこと。命を「露」にたとえてきたことを受けて「消え」と表現している。

前:御法①

源氏物語のほかの場面:桐壺①「いづれの御時にか」 若紫①「北山の垣間見」 夕顔① 車争い① 須磨①

テスト予想問題

A 読み・語句

  1. 次の語の読みを現代仮名遣いで答えよ。
    ①前栽
    ②脇息
    ③容貌
    ④千年
    ⑤御誦経
    ⑥夜一夜

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    ①せんざい
    ②きょうそく
    ③かたち
    ④ちとせ
    ⑤みずきょう
    ⑥よひとよ

  2. 次の語の本文中での意味を答えよ。
    ①すごく
    ②かばかりの
    ③ややもせば
    ④あらまほしく
    ⑤なめげに
    ⑥限り

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    ①もの寂しく
    ②これくらいの
    ③どうかすると
    ④理想的で(申し分なく)
    ⑤無礼で(失礼で)
    ⑥最期(臨終)

B 文法・敬語

  1. 次の助動詞の意味を答えよ。
    ①いとよく起き居給ふめるは
    ②いかに思し騒がむ
    ③とまるべうもあらぬ
    ④かけとめむ方なきぞ悲しかりける
    ⑤いかに思さるるにか(るる)

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    ①婉曲
    ②推量
    ③可能
    ④詠嘆
    ⑤自発

  2. 次の部分を単語に分け、一語ずつ品詞と意味・活用形を説明せよ。
    ①晴れ晴れしげなめりかし
    ②今は渡らせ給ひね(「渡らせ給ひね」の部分)

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    ①晴れ晴れしげな=形容動詞「晴れ晴れしげなり」の連体形(撥音便「晴れ晴れしげなん」の「ん」を書かない形)/めり=推定の助動詞「めり」の終止形/かし=念押しの終助詞
    ②渡ら=ラ行四段活用動詞「渡る」の未然形/せ=尊敬の助動詞「す」の連用形/給ひ=尊敬の補助動詞「給ふ」の連用形/ね=助動詞「ぬ」の命令形(完了。強意とする説明もある)

  3. 次の敬語について、種類を答え、だれからだれへの敬意かを示せ。
    ①見奉り給ひて(奉り)
    ②見奉り給ひて(給ひ)
    ③起き居給ふめるは
    ④思ひ聞こえ給へる(聞こえ)
    ⑤泣く泣く見奉り給ふ(給ふ)

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    ①謙譲語。作者から紫の上へ。
    ②尊敬語。作者から光源氏へ。
    ③尊敬語。光源氏から紫の上へ。
    ④謙譲語。作者から紫の上へ。
    ⑤尊敬語。作者から中宮へ。

C 現代語訳・内容

  1. ①「この御前」とは、だれの御前か。②「かばかりの隙」とは、だれのどのような状態か。

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    ①中宮(明石の中宮)
    ②紫の上の病気が少しおさまっている状態(小康状態)。

  2. 「つひにいかに思し騒がむ」を、主語を補って現代語訳せよ。

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    (自分がいよいよ最期を迎えたとき)光源氏はどんなにお嘆きになるだろう。

  3. 「おくと見る…」の歌について、①掛詞を説明せよ。②「萩のうは露」は何をたとえているか。

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    ①「おく」に、(露が)「置く」と(紫の上が)「起く」が掛けられている。
    ②紫の上のはかない命。

  4. 「後れ先立つほど経ずもがな」を現代語訳せよ。また、この歌にはだれのどのような気持ちが表れているか。

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    (どちらかが)あとに残ったり先に死んだりして、時を隔てることがないようにしたいものだ。光源氏の、紫の上と間をおかずに一緒に死にたいという気持ち。

  5. 「秋風にしばしとまらぬ露の世を誰か草葉の上とのみ見む」を現代語訳せよ。

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    秋風に吹かれてしばらくもとどまらずに散る露のようなはかない世を、誰が草葉の上のことだとだけ見るでしょうか(いや、誰の命も同じようにはかないのです)。

  6. 「かくて千年を過ぐすわざもがな」を現代語訳せよ。また、「かけとめむ方なき」とは、何をどうする方法がないのか。

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    このようにして千年を過ごす方法があればよいのになあ。紫の上の命を、この世に引きとめる方法がない。

  7. 「いとなめげに侍りや」とあるが、紫の上は何を失礼だと言っているのか。

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    病が重くなった見苦しい姿を、中宮の前にさらしていること。

  8. 「夜一夜さまざまのことをし尽くさせ給へど」とは、だれが何のためにどうしたのか。

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    光源氏が、物の怪のしわざだと疑って、紫の上の命を引きとめるために、一晩中加持祈祷などをさせた。