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『平家物語』忠度の都落ち②現代語訳・解説
薩摩守のたまひ)ず。 薩摩守がおっしゃったことには、「長年の間、和歌をお教えいただいて後は、大切なことにと思い申しておりますけれども、この二、三年は、京都の騒ぎや国々の反乱、すべて平家の身の上のことでございますので、(歌道を)おろそか... -
『平家物語』忠度の都落ち①現代語訳・解説
源義仲は平家を越中(富山県)の倶利伽羅谷で破り、都へ攻め上る。平家は都を捨てて西へ向かった。 薩摩守忠度は、いづくよりや(ば、門戸を閉ぢて開かず。 薩摩守忠度は、どこから帰ってこられたのだろうか、侍五騎と童一人、わが身と合わせて七騎で... -
『土佐日記』門出・馬のはなむけ②現代語訳・解説
二十三日。八木のやすのりといふ人あり。この人、国に必ずしも言ひ使ふ者に()。 二十三日。八木のやすのりという人がいる。この人は、国司の役所で必ずしも召し使ったりする人でもないそうである。 〇ざ なり=ざんなり←ざるなり 「ざ」…打消の助動詞「ず... -
『大鏡』花山天皇の出家②現代語訳・テスト対策
さやけき影をまばゆく思し召し()ほどに、 (帝は)明るい月の光を、まぶしくお思いになっているうちに、 ・さやけし…明るい。はっきりしている。 月の顔にむら雲のかかりて、少し暗がりゆきければ、「わが出家は成就するなり()て、 月にむら雲がかかって、... -
『大鏡』花山天皇の出家①現代語訳・テスト対策
花山天皇がこっそりと宮中を抜け出し、花山寺で出家してしまう場面。 粟田殿(藤原道兼)は藤原兼家の三男。花山天皇が退位すると、次は兼家の娘の詮子の産んだ一条天皇となる。兼家は花山天皇を退位させ、一条天皇の摂政・関白となって権力を握ろうとして... -
鶏口牛後② 書き下し文・現代語訳
蘇秦者、師鬼谷先生。 蘇秦は、鬼谷先生を師とす。 蘇秦という者は、鬼谷先生を師匠としていた。 初出游、困而帰。 妻不下機、嫂不為炊。 初め出游し、困(がず。 初めて遊説に出たとき、困窮して帰ってきた。妻は、はたおり機から下りて出迎えようともせず... -
『史記』鴻門之会(鴻門の会)③樊噲 頭髪上指 現代語訳・解説
於是張良至軍門、見樊噲。樊噲曰、「今日之事何如。」 是()。」と。 そこで張良は陣営の門まで行き、樊噲に会った。樊噲がいう事には「今日の会談の様子はどうですか。」と。 ・於是…「是いて」そこで 〇樊噲…沛公の部下。 ・何如…どのようか、どんな様子... -
『大鏡』道真左遷①
右大臣は才世にすぐれめでたく おはしまし ()。 右大臣(道真)は、学才がたいそう優れて立派でいらっしゃり、御思慮も格別に優れていらっしゃいました。 才…学問。特に漢学の教養。 心おきて…思慮。心の持ち方。 殊()のほかなり…格別だ、この上ない ... -
『児のそら寝』 動詞の活用
※ 表記の例 ラ変=ラ行変格活用、ハ四=ハ行四段活用、ナ下二=ナ行下二段活用 今は昔、比叡の山に児あり(けり。 昔、比叡山の延暦寺に児がいた。僧たちが宵の所在なさに「さあ、ぼたもちを作ろう。」と言ったのを、この児は期待して聞いた。 ・比叡…延暦... -
健康な心身こそ学力の基盤
多くの生徒を見ていて感じるのは、 勉強の仕方以上に、生活習慣・健康状態が学力に大きな影響を与えるということだ。 きちんとした統計データはないが、 体調が悪そうな人・目が腫れぼったい人・肌が荒れている人・口臭が強い人などは努力・勉強時間のわり...
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