漢詩– category –
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『登鸛鵲楼(かんじゃくろうにのぼる)』王之渙 書き下し文・現代語訳
漢詩白日依山尽 黄河入海流 白()りて尽き 黄河海に入りて流る かがやく太陽が、山に近づいて沈んでいき、 黄河は、はるか東の海へ向かって流れて行く。 ・白日…かがやく太陽。 輝く太陽の中を、黄河がはるか遠くまで流れていく雄大な自然を表現している。 ※... -
『送元二使安西』王維 現代語訳・書き下し文
漢詩渭城朝雨浥軽塵 客舎青青柳色新 渭城の朝雨軽塵を浥)青青柳色新たなり 渭城に降る朝の雨は、軽い塵やほこりをしっとりとぬらし 旅館のあたりでは、柳が青々として新鮮である ・客舎…旅館 ・雨によって砂や塵が洗い落とされて、柳の青々として新鮮に見え... -
『静夜思』李白 現代語訳・書き下し文
漢詩牀前看月光 疑是地上霜 牀前月光を看る 疑ふらくは是れ地上の霜かと 寝台の前にさしこむ月の光をみると まるで地上に降りた霜のようだ(霜のように真っ白だ) 牀前…ベッド、寝台の前 疑是~…まるで~のようだ ※明るい月の光がさしこんで... -
杜甫「登高」 書き下し文・現代語訳 テスト対策
漢詩「登高」は9月9日、重陽の節句の行事。家族や親しい人たちとと高い所に登り、宴を開いて厄払いをするという習慣があった。 風急天高猿嘯哀 哀渚清沙白鳥飛廻 風急に天高くして猿嘯)し 渚()る 風は激しく吹き、空は高く澄みわたり、猿の鳴き声が... -
「漢詩」行行重行行『文選』 現代語訳・解説
漢詩行行重行行 与君生別離 行行重ねて行行 君と生きながら別離す (あなたは)旅をして、さらに旅を続ける (わたしは)あなたと生き別れの身になってしまった。 ・君…旅に出て帰らない夫。 ※いろいろな説があるが、帰らない夫を慕う妻の歌... -
登鸛鵲楼 王之渙
漢詩白日依山尽黄河入海流欲窮千里目更上一層楼 白日 山に依りて尽き 輝く太陽の光は山なみに添うように沈んでいき、 白日…輝く太陽 黄河 海に入りて流る 黄河ははるかかなたに海へと流れていく。 海…黄河のそそぐ東海。鸛鵲楼からは見えないが、想像している... -
『涼州詞』 王翰
漢詩涼州詞 王翰葡萄美酒夜光杯欲飲琵琶馬上催酔臥沙場君莫笑古来征戦幾人回 葡() ぶどうの美酒を夜光の杯になみなみと注ぐ。 葡萄美酒…ぶどう酒。唐代ではまだ製法が伝わったばかりだった。 夜光杯…夜でも光る杯。当時の唐にはこのようなものを作る技術が...
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